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BLUE ROSE

コンバット



combat

小さい頃、戦争というものがどういうものか、また歴史的な背景というものがわからないまま
父が好きで欠かさず観ていた「コンバット」。なぜか一緒になってよく観ていました。
確か日曜日の夕方に放映されていたような・・・。
マーチ風のテーマ曲とともにオープニングの映像。
最後に機関銃(?)で打ち抜いたような中に「COMBAT!」の文字が・・・。

1962年から5年間にわたって放映された「コンバット」は、ノルマンディー上陸作戦から始まり、
それ以後のヨーロッパ戦線を舞台に、アメリカ陸軍歩兵連隊K中隊の活躍を描いていました。
主役は中隊長のヘンリー少尉(リック・ジェースン)と、小隊長のサンダース軍曹
(ビッグ・モロー)の二人。
知性的でクール、そしてハンサムなエリート将校のヘンリー少尉、無愛想で荒削りでありながら歴戦の勇士であるサンダース軍曹。
好対照な二人を取り巻く兵士も個性的でありながら人間味が溢れていました。
大きな身体のリトル・ジョン。そのリトル・ジョンと名コンビだったカービー、
そしてフランス語が話せるケリー、いつも愉快なブラドック、真面目なウォルトン衛生兵など。
その後、いろんな戦争映画が創られていますが、
「コンバット」がベースになっているものが多いような感じがしなくもなく・・・。
ストーリー展開、1話の中に折り込められた人間ドラマ。
そしてリアルな戦闘シーン・・・かなりの迫力に満ちていました。

戦地で連絡を取り合うのはもちろん無線機。
アメリカの指令基地をビック・モロー率いる小隊が暗号名で呼び出す。
「チェックメイトキング2、チェックメイトキング2・・・、
 こちらホワイトロック、応答願います! こちらホワイトロック・・・」
そして必ず怪我をした兵士の傷口に小さな袋に入った粉を振りかけてました。
未だにあれは何なのかわからないのですが・・・。(笑)

第1~4シーズンまでは白黒、最後の第5シーズンがカラーで放映されました。
ビック・モローの訃報が伝えられたのが1982年6月。
「トワイライト・ゾーン」の撮影中に、ヘリコプターによる不慮の事故でした。
まだ、現役バリバリとも言える53才でした。
そして2000年10月、リック・ジェイスンは、自宅で銃による事故で亡くなっています。
74才でした。(自殺とも言われています。)


《 レギュラーキャスト 》 
※( )内は声優(左がオリジナル 右はビデオ版など)

ギル・ヘンリー少尉 : リック・ジェイソン〈納谷悟朗/大塚明夫〉
チップ・サンダース軍曹 : ビック・モロー〈田中信夫/田中信夫〉
ウィリアム・G・カービー : ジャック・ホーガン〈羽佐間道夫/大塚芳忠〉
ケリー : ピエール・ジャルベール〈山田康雄/小杉十郎太〉
リトル・ジョン : ディック・ピーボディ〈塩見竜介/広瀬正志〉
ドク・ウォルトン : コンラン・カーター ※26話以降
ドク・ウォルトン : スティーブン・ロジャース ※25話まで
ブラドック : シェッキー・グリーン
ビリー : トム・ローウェル
マッコール : ウィリアム・ブライアント


基本的には1話完結編でしたが、ゲスト出演者もTV・映画で活躍する有名人、
そして名バイプレイヤー達がたくさん出ていました。
リー・マービン、ジェイムズ・コバーン、エディ・アルバート、ジェームズ・カーン、ボー・ブリッジス、
フランキー・アヴァロン、サル・ミネオ、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・フランシスカス、
ロバート・デュヴァル、テリー・サバラス、トム・スケリット、デニス・ホッパーなどなど。

ビデオやDVD化されているので、いつか観てみたいと思っています。


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